日本はいまだに年約20万トンものアスベストを輸入して使用しています。ロシアに次ぎ、中国と世界第二位を争う使用大国なのです。 国際的には、ILO(国際労働機構)のアスベスト条約によって青石綿の使用が禁止されていますが、日本はこれさえも批准していません。 最も1995年4月、労働省はようやく青石綿と茶石綿の使用、製造、輸入、販売、提供を禁止しました。 しかし、それ以前に使われたものは放置されたままです。さらに、白石綿も発癌物質であるにも関わらず、白石綿の使用はいまだに禁止されていないのです。 アスベスト業界は「管理して使用すれば安全」と主張していますが、アスベスト繊維を飛散させないよう厳密に管理することはほとんど不可能です。 |