日本の社会全体がアスベストの危険性と使用の実態を良く知らないことが、アスベストがいまだに使われる一番の原因です。 社会の関心を高め、アスベスト使用を禁止するために、次のような方策が考えられます。 一つ目は、アスベスト建材を使わないことです。 アスベスト建材が身近に使われていることを認識し、家を新築・改築する際にはアスベスト建材を使わないよう注文を付けること、自治体の建物にアスベスト製品を使わないよう要望することが大切です。 二つ目に、ビル解体のアスベスト対策を求めることです。 解体業者やビルの所有者にアスベスト製品の調査・記録を行っているかの確認をしてみましょう。 三つ目に、地震に備えてアスベストの調査と除去、臨時アスベスト調査員制度、防塵マスクの備蓄を求めることです。 こうした活動を通じることによって、アスベストへの認識を浸透させ、アスベストの使用量を減少させることにつながるのです。 |