1995年現在、ヨーロッパの8ヶ国がアスベストの使用を禁止しています。 イギリス、フランス、アメリカ、オーストラリアでは、使用禁止の法律はないものの、実際にほとんど使われなくなっています。 早くからアスベストを使用していたため、被害がすでに頻発しているからです。 欧州連合全体においては白石綿以外のアスベスト使用禁止、白石綿のおもちゃ、吹き付け材、塗料、屋根のフェルトなどへの使用禁止が定められています。 アメリカでは1989年、アスベストの使用を段階的に禁止する規則を交付しましたが、アスベスト業界に提訴され、無効の判決が下されました。 しかしアスベストの発がん性と対策の必要性は認められており、その後アスベスト企業の破産、アスベスト使用量の減少の傾向が強く見られています。 日本では、まだアスベスト被害が少ないようですが、一刻も早くアスベストの使用を禁止すべきでしょう。 |