1987年、小中学校などの吹き付けアスベストが社会問題化しました。 文部省が調査・対策に乗り出しましたが、調査がずさんであったこと、吹き付けアスベストの約2割は除去せず封じ込め、あるいは囲い込みで済ませたことなどから、現在も吹き付けアスベストが残っている学校がたくさんあります。 小中学校以外にも、大学や各地方自治体の建物の吹き付けアスベスト対策はとられました。 しかし、調査もろくにされていない施設や、対策の進行が滞ったままの施設なども多いというのが現状です。 また、対策がとられているのは吹き付けアスベストだけであり、大量に使われているアスベスト含有建材は未処理のまま放置されています。 |