吹き付け材や建材などにアスベストが使われているかどうか調べるには、X線回折による検査が最終的な決め手となります。 これは物質にX線を当て、反射されるX線の強さや角度から判定する方法です。 また、空気中のアスベスト濃度の測定には、顕微鏡法とデジタル測定器法があります。 顕微鏡法は、位相差顕微鏡で一定量の空気中に存在するアスベスト繊維の数を数える方法です。しかし、正確性などの問題から、外国では電子顕微鏡による測定が行われています。 デジタル測定器法は、ファイバーエアロゾルモニターという測定器に空気を吸い込みながらレーザー光を照射し、繊維性粉塵を測定する方法です。この方法を用いると、測定結果がすぐにわかるという利点があります。 |