アスベストの被害は、アスベスト鉱山労働者、アスベスト製品製造工場労働者、アスベスト吹き付け労働者、大工、建築物解体労働者など、仕事で直接アスベストを扱う職業の人に多いことは言うまでもありません。 これらの職業の場合、会社側もごまかしにくいため、比較的労働災害として認定されやすいようです。 他にも仕事を成し遂げるためにアスベストを用いる造船労働者、断熱・保温労働者、ゴム製品製造労働者などの職業の人にも深刻な被害は発生しています。 さらに、職場環境にアスベストが含まれているために、アスベストを扱わない職業に携わる人にも被害が出ています。 ボイラー運転管理・整備労働者、船の乗組員、学校労働者などが該当します。 彼らのみならず、廃棄物処理に携わる労働者など、この先被害が顕在化する可能性がある職業も数多くあると言えます。 |