吹き付けアスベストの融資制度には、「建築物の防災改修に係る融資」と「公害防止資金融資」の二つがあります。 前者は吹き付けアスベスト飛散防止工事に政府系金融機関が融資するという内容であり、建築確認申請を出す場所である特定行政庁の建築指導課で受け付けています。 これは劇場、映画館、旅館、百貨店などの、建築基準法第12条第1項に規定されている建築物が対象となります。 各市、融資銀行などによって対象建築物や貸付額が異なるので注意が必要です。 また、後者は公害の発生防止のためや、工場の緑化のための工事資金融資を、利子補給あるいは保証料補助の形で支援する制度です。 東京都の場合、アスベストを使用する建築物解体等の工事を行うとき、アスベストを事前に除去するための資金の融資として、最高2000万円まで銀行融資を斡旋します。 |