大震災に備えるためのアスベスト対策は、どうすればよいのでしょうか。 まず、普段から解体・改修時に、アスベスト調査と記録、負圧・除塵装置など、アスベスト繊維飛散防止対策を徹底させることが必要です。 普段から対策を実施させていなければ、震災後に行おうとしても難しいからです。 次にビル解体届、アスベスト調査員制度を新設させることがあげられます。 現行制度では無届でビルを解体できるため、実際にアスベスト調査・記録を行わない場合が多いのです。 ビル解体届の提出を義務付けること、アスベスト調査の公正さを確保するために第三者がアスベスト調査員として調査に臨むことが必要です。 また、アスベストの調査と除去を進め、臨時アスベスト調査員制度を設け、防塵マスクを備蓄させることや、アスベスト製品不使用運動を広げ、アスベストの使用を禁止することなどが必要だと考えられます。 |