アスベスト鉱山跡地も蛇紋岩採石場も、アスベスト汚染の発生源になると考えられます。 第二次世界大戦中、日本も全国各地でアスベスト鉱山開発に乗り出していたため、わかっているだけで59箇所のアスベスト鉱山跡地があるとのことです。 例えば北海道富良野市山部の鉱山跡地は放置され、あちこちに転がっている蛇紋岩が風化・崩壊を繰り返し、露出したアスベスト繊維が空気中に飛散されたり、雨水に運ばれ川に大量にたまっているという状態でした。 1989年に大気汚染防止法の改訂に伴い、ようやくアスベスト鉱山にも規制基準濃度が設けられました。 また、蛇紋岩地帯での開発工事や蛇紋岩の採石によるアスベスト飛散もたびたび起こる問題のひとつです。 |