アスベストを使わざるを得ないときには、できるだけ吸い込まないような対策が必要です。 ひとつの対策は、アスベストを取り扱う工程を密閉してしまうことです。 それができないときは、「局所排気装置」と「除塵装置」を用いて、作業場内のアスベスト濃度をできるだけ低くします。 しかしこの場合、多少なりとも外気を汚してしまうことになります。 また、新築工事などでアスベスト建材を使う場合の対策については、労働省が「石綿含有建築材料の施工における作業マニュアル」を発行し、除塵装置つき電動丸のこの使用、メーカーでのプレカットなどの対策を打ち出しています。 アスベストを吸い込まないようにするには、100%防げるわけではありませんが、防塵マスクも必要です。 衣服についたアスベストを場外に持ち出さないよう、専用の保護服の着用、全身の洗身などの対策も重要です。 |