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<title>アスベスト対策、建築と有害物質管理を考える</title>
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<title>アスベストって何？</title>
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<dc:subject>アスベストとは</dc:subject>
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<![CDATA[<p></p>

<p>　現在、世間を騒がせているアスベスト。通称「イシワタ」と呼ばれる物質です。イシワタと言えば、理科の実験で使った石綿金網を思い出す人も多いのではないでしょうか？　あの石綿金網の中央の白い部分、何回も使うとアルコールランプの炎で黒ずんでいましたよね。あの白い部分がイシワタ、つまりアスベストです。</p>

<p>　このイシワタ（セキメン）とは、そもそも天然の鉱物を指します。耐熱性に優れているため、古代ローマの時代からランプの芯などに使用されてきました。日本では平安時代の伝奇文学「竹取物語」に登場する不思議な燃えない布「火鼠の皮衣」が、この石綿であったのではないかと言われています。<br />
　20世紀に入り、耐熱性とともに耐摩擦性、耐薬品性に優れた特性を持つイシワタは、その耐久性から建物などの断熱材や防火材、機械などの摩擦防止用などに大量に使用されるようになりました。日本でも建設資材の他、電気製品、自動車、家庭用品等、など様々な用途に用いられ、その有用性から『奇跡の鉱物』と賞賛された優れモノだったのです。</p>

<p>　そんな優等生だったイシワタですが、1970年代を迎えた頃から人体や環境への有害性が問題になりました。イシワタ繊維を肺に吸入した結果、20年から40年の潜伏期間を経て肺がんや中皮腫の病気を引き起こす事が明らかになったのです。</p>

<p>特に、1970年代以降、高度成長期にビルの断熱保熱などを目的として大量にアスベストを消費した日本では、その潜伏期間を経過した21世紀初頭からアスベストが原因と思われる中皮腫や肺ガンの患者が目立って増えています。更に、アスベストが使用されたビルに耐用年限が迫っている事情があり、何も対策を立てずに放置しておくと立替工事などで更にアスベストの拡散が起こる事が予想されるため、対策が急がれています。</p>

<p>『奇跡の鉱物』ともてはやされたイシワタは、その弊害が表に出るまでの潜伏期間の長さから、今や『静かな時限爆弾』と恐れられるようになりました。現在では代替物質の研究が進み、最初に挙げた石綿金網も今はセラミック製のものに変っています。建築物にもアスベストの使用はなくなって、既に使われた建物に対しては拡散を防ぐ防御策が施されるようになりました。イシワタを使っていた他の諸製品、家電、車、日用品などにおいても同様に、使用の禁止、制限を行っています。このため、日常生活の中で私たちがアスベストの脅威に晒されることは、ほぼなくなったと言えるでしょう。<br />
</p>]]>

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<title>アスベストの概要</title>
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<modified>2007-04-09T00:21:34Z</modified>
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<dc:subject>アスベストとは</dc:subject>
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<![CDATA[<p><br />
アスベストは、日本名石綿（イシワタまたはセキメン）と呼ばれる鉱物で天然に存在します。一般的に使われる「アスベスト」という語は、ギリシア語に由来したオランダ語、英語ではアスベストス（asbestos）と表記します。カナダ、南アフリカ、ロシアなどが主な産出国であり、日本でも戦前から北海道を中心に石綿の採掘を行っていました。国内では1970年代に入って新たに山を削って採掘されることはなくなりましたが、既に採掘を終えた廃石から低品質の石綿を回収することが2000年代の初頭まで行われていました。</p>

<p>アスベスト（石綿）は、繊維状の非常に微細な構造を持ち、主な成分は、珪酸マグネシウム塩です。大きく分けて蛇紋石綿（クリソタイル）と角閃石綿（クロシドライトなど）に分類できます。繊維の細かさから飛散しやすく、吸引した空気中のアスベストが肺に突き刺さったりすると肺がんや中皮腫の原因になることが明らかになっています。そのためWHO（世界保健機関）ではアスベストを発ガン物質と断定しました。</p>

<p>その後、1992年発効のバーゼル条約で有害廃棄物に指定され、各国間の越境移動が禁止されました。また、国際労働機関（ILO）は1986年に石綿条約を採択し、その中で職業上、石綿に接することによって起こる健康被害の防止と抑制などを定めています。日本では大気汚染防止法（1968）に基づいて1989年にアスベストを有害性の認められる「特定粉じん」に指定し、使用の禁止及び大幅な制限を行いました。</p>

<p>耐熱・対磨耗性に優れているところから、特に日本では建材、ボイラーパイプ、自動車のブレーキなど多方面に利用されてきた経緯があります。それらの需要を満たすために1970年代には年間約30万トンが輸入され、その後、有害性への懸念から1990年代には輸入量が減少に転じて2000年は10万トン以下に、2004年には8千トン程度となっています。</p>

<p>アスベスト（石綿）は繊維の大小で「グレート」と呼ばれる分類をして品質が決まり、実際の製品に使用する際の基準としては、このグレートの数が小さいほど質の高い石綿という評価がなされます。グレートごとの使用例を見てみると、建材の原料として用いられるものについては比較的グレートの大きな石綿が、繊維として用いられる場合は主として1～4のグレートの小さい石綿が使われてきました。その有害性が明確になった現在、既に使用されたアスベスト（石綿）の速やかな除去、そして未だに使用を続けざるを得ない分野に於いては、代替物質の開発、飛散防止の措置、といった対応が国を挙げて進められています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　<br />
</p>]]>

</content>
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<title>アスベストの種類</title>
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<modified>2007-04-09T00:21:57Z</modified>
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<dc:subject>アスベストとは</dc:subject>
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<![CDATA[<p><br />
アスベスト(イシワタ・セキメン)は大きく「蛇紋石綿」と「角閃石綿」の二種類に分類されます。それぞれのイシワタには形状、性質に差異が見られ、有害性にも強弱があるとされています。</p>

<p>　蛇紋石綿は（クリソタイル）と呼ばれる物質を指します。綿のように柔らかい性質を持ち、日本ではこのクリソタイルから作られる石綿のことを（白石綿、温石綿）と言います。その加工しやすい柔軟性から最も利用されることの多いイシワタで、世界中で生産されるイシワタの90パーセントがこのクリソタイルから作られたものです。2004年10月に使用が禁止されましたが、ごく限られた用途に限り2006年まで使用が認められていて、その後2008年までには全面禁止される予定になっています。</p>

<p> 角閃石綿の中にはクロシドライト（青石綿）をはじめとしてアンソフィライト（直閃石綿）、トレモライト（透角閃石綿）があり、この他、アモサイト（茶石綿）、アクチノライト（陽起石綿）などの種類があります。</p>

<p>アスベストの種類はこのように全部で6種類、その中で蛇紋石系に属するのがクリソタイル、その他は角閃石系ということになります。工業的に使われているのは主にクリソタイル（白石綿）、アモサイト（茶石綿）、クロシドライト（青石綿）の3種類です。<br />
この中で最も毒性が強いとされるのがクロシドライト、青石綿です。針状に尖った繊維を持ち、クリソタイルのようなやわらかさはありません。アスベストの吸入と肺がん・中皮腫の発生率の関係が指摘されていますが、一般に、「繊維が細くて長いほど発がん率が高い」とされています。</p>

<p>クロシドライトはこの条件に最もよく当てはまり、その毒性の強さから1995年から使用も製造も禁止されています。定められた労働環境中の粉塵濃度もクロシドライトについては他のイシワタに比べて十倍という厳しい数字が課せられています。アスベストの健康への被害を考える上では、この「クロシドライト」が最も脅威となる物質であるのは間違いないでしょう。他のイシワタ、特に工業製品として使用されてきたものに関しては同様に健康面への懸念が指摘されており、実際に生産の中止や使用の規制が行われています。しかし、やはり工業製品として使用されることの多いアモサイト（茶石綿）を例にとって考えてみると、喫煙者の場合、日常的に肺の内部に吸引するタバコの方が発ガン性をはじめとする人体への有害性が高く、人体への脅威になるとアモサイトの危険性を低く評価する説もあります。　　　　　　　　<br />
</p>]]>

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<title>身の回りにあるアスベスト</title>
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<dc:subject>アスベストとは</dc:subject>
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<![CDATA[<p><br />
昨今、健康被害が取りざたされているアスベストですが、日常生活の身近な製品にも多く使用されてきました。その理由はやはり長持ちすること、耐久性です。その優れた特性を詳しく見ると耐摩擦性、耐熱性、耐薬品性、電気絶縁性など幅広く、今ほど有害性が指摘されなかった時代に多方面で利用されたのは当然だったのでしょう。</p>

<p>特に大量に使用されたのは建築関係で、日本では高度成長期にビルの断熱保熱などの目的で大量に消費されました。学校や官公庁の建物など一定の規模を持つ建物では、防音・断熱の効果を発揮するアスベストは有効な建築資材だったのです。<br />
私たちの日常生活に関係する住居を考えた場合、通常、一般の戸建て住宅でアスベストそのものを建材として使用することはありません。しかし、耐火性を確保するために吹き付けアスベストが使用されていることが考えられます。それと屋根材、壁材、天井材等としてアスベストを含んだセメント等を板状に固めたスレートボードなどが 使用されている可能性があります。その他に屋根瓦、屋根用波板、石膏板、天井用化粧板 ガスケット、シーリング材、パッキングなどもアスベストを含む場合があります。その部分が露出していると、年月による劣化でアスベスト繊維が飛散する危険性はないのか心配ですね。</p>

<p>でも、固めたスレートボードや天井裏・壁の内部にある吹付けアスベストから通常の使用状態で室内に繊維が飛散する可能性は低いと考えられます。外気にさらされる屋根瓦、屋根用波板などもアスベストが飛散するに至る状態は考えにくいとされています。但し、建物の解体時にはアスベストの飛散を防ぐための細心の注意が必要とされるでしょう。その他、身近な施設の中ではマンション等の駐車場で使われている場合がありますが、これも住宅内部と同様、通常の使用の中でアスベスト繊維が飛散しないように点検・整備が行われています。</p>

<p>建築関係以外でアスベストの使われた可能性のある製品を見てみましょう。自動車や鉄道車両のブレーキパッド、クラッチ板、これらは耐火性、耐摩擦性を考慮してのもので、同様の使用例は自転車のブレーキ部分にも見られます。そして道路の凍結防止等を目的としたモルタルやアスファルト混和材としてアスベストが使用されています。 </p>

<p>身近な家庭用品に目を向けると、中でも内部が高温になる電化製品は、その耐火性からアスベストが使われている可能性が高くなります。トースターやストーブのヒーター保持の部分をはじめとしてエアコン、冷蔵庫の一部の商品、そしてガス湯沸し器、給湯器などにも使用報告例があります。これらアスベストを使用した商品を製造したいずれのメーカーも、代替物質の開発によるアスベスト根絶に向かっています。</p>]]>

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<title>学校におけるアスベスト</title>
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<dc:subject>アスベストとは</dc:subject>
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<![CDATA[<p><br />
安価で耐久性に優れたアスベストは、学校施設においても使用されていました。吸音等を目的として天井等に吹き付けアスベストが使用されていた他、建材としてその耐火性も防火の面では有効な資材でした。今ほど健康被害との関連性が明確でなかった時代、火災の場合に備えて少しでも安全性を高めるためには、ある意味、やむを得ない選択だったかもしれません。</p>

<p>社会背景としては、急激な子供の数の増加に伴う新校舎の建設が各地で行われたという事情もあります。これは高度経済成長期の飛躍的なビル建設の増加とよく似ています。限られた予算と期間内に完成させる必要があり、その際に安価であることに加えて加工が容易な、しかも防火対策としても有効なアスベスト資材が重宝されたというわけです。</p>

<p>そして現在、多くの子供たちが生活する場で使われたアスベストは、大きな問題として意識されるようになりました。深刻な健康被害の要因となる物質として子供たちが学校でその脅威に晒されていることが明らかになったのです。アスベストの脅威を取り除き、学校を子供たちが安心して学び生活できる場にするため、文部科学省は吹き付けアスベストの使用状況を緊急に調査し、除去に努めています。</p>

<p>その一環としてアスベスト対策工事については公立学校施設整備費国庫補助制度における大規模改造事業の補助対象工事とされています。アスベストの除去が資金面で滞らないように配慮した結果だと言えるでしょう。また、工事の内容も関係法令や関係省庁からの通知、技術指針等を都道府県教育委員会等へ通知することを義務付け、改修工事に際して子供たちの環境を考慮したアスベスト除去の適切な工事が行われるような指導がなされています。文部科学省の行うアスベスト使用状況調査は、学校以外の全国の公立社会教育施設（公民館・図書館・博物館・青少年教育施設など）にも及んでいます。</p>

<p>実際に学校を中心としたそれらの施設では、どのような場所にアスベストが試用されているのでしょう。まず建材を見ると、 屋根材・防水材から窯業系サイディング外壁材、内装の天井材、壁材、床材など、また工事で使用するシール材やパッキング材の製品にも使用されていることが分かっています。それ以外では壁紙、廊下の塩化ビニール樹脂などに混ぜて使用されています。特に校舎の廊下などの場合、児童・生徒の使用で頻繁に表面が研磨され、混ぜて使用されたアスベストが飛散するおそれのあることが指摘されています。<br />
</p>]]>

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<title>アスベストが引き起こす疾病</title>
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<modified>2007-04-09T00:23:00Z</modified>
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<summary type="text/plain">アスベストによる健康被害１（アスベストが引き起こす疾病） アスベスト（石綿）が原...</summary>
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<dc:subject>アスベストに関する考察</dc:subject>
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<![CDATA[<p>アスベストによる健康被害１（アスベストが引き起こす疾病）</p>

<p>アスベスト（石綿）が原因で起こる健康被害には、肺線維症（じん肺）、悪性中皮腫、肺がんがあります。いずれの病気もアスベストが飛び散ること、そして飛び散ったアスベストを吸い込むこと、という二つの条件が揃ってはじめて発病の原因となります。同時に、アスベストを扱ってから長い年月を経て漸く健康被害が出てくるのが特徴です。例えば、悪性中皮腫は平均35年という長い潜伏期間を経過して発病することが多いと言われています。</p>

<p>(1)	肺線維症（じん肺）</p>

<p>別名「イシワタ肺」。肺が線維化してしまう病気の一つです。肺の線維化を起こすものとしては石綿の他にも粉じん、薬品など多くの原因があげられます。この中で石綿を吸い込んだことが原因で起きたものを「イシワタ肺」と言い、区別しています。職業上の業務でアスベストを10年以上吸入した労働者に起こるといわれており、アスベストに晒されることがなくなった後で進行することもあります。潜伏期間は１５～２０年。</p>

<p><br />
 (2)肺がん</p>

<p>　実は、アスベストが肺がんを起こすメカニズムはまだ十分に解明されていません。吸引によって肺の中に取り込まれた石綿繊維の物理的刺激、つまり肺細胞にアスベスト繊維が突き刺さることによって発生するとされています。また、喫煙と肺がんの密接な関係は良く知られていますが、その喫煙とアスベストの吸引が相乗作用で危険性が高まるとする学説もあり、喫煙者は要注意です。潜伏期間は１５～４０年。</p>

<p><br />
(3)悪性中皮腫</p>

<p>　胸膜、腹膜、心膜等にできる悪性の腫瘍。特に若年時にアスベストを吸い込んだ場合に悪性中皮腫になりやすいといういう研究結果があります。またこの悪性中皮種は潜伏期間が特に長く、２０～５０年とされています。</p>

<p>これらの病気とアスベストの吸引との間には相関関係が認められています。しかし、短期間、或いは低濃度のアスベスト吸引と発病の因果関係については未だに解明されない部分が残っており、どの程度、アスベストを吸引すると発病の危険性があるかという点は明らかになっていません。発病までに長い潜伏期間があること、また、他の物質との複合的な因果関係の可能性などが原因特定の障害となっています。</p>

<p>現在、判っている範囲では、吸入されて体内に入ったアスベストは痰として体外に排出されますが、排出しきれない大量のアスベストを吸い込んだ場合や大きなアスベストは除去されずに肺内に蓄積されて発病の危険が生じると言われています。<br />
</p>]]>

</content>
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<title>アスベストによる健康被害の症状</title>
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<modified>2007-04-09T00:23:31Z</modified>
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<summary type="text/plain"> アスベストが原因で発症する病気には、肺線維症（じん肺）、肺がん、悪性中皮腫があ...</summary>
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<dc:subject>アスベストに関する考察</dc:subject>
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<![CDATA[<p><br />
アスベストが原因で発症する病気には、肺線維症（じん肺）、肺がん、悪性中皮腫があります。いずれも呼吸器系の疾患ですが、一見、呼吸器とは関係ないように思える部分に特有の症状が現れる場合があります。厚生労働省が提示するアスベストによる健康被害の症状としては、</p>

<p>　・ 息切れがひどくなった場合 <br />
　・ せきやたんが以前に比べて増えた場合やたんの色が変わった場合 <br />
　・ たんに血液が混ざった場合 <br />
　・ 顔色が悪いと注意された場合や爪の色が紫色に見える場合 <br />
　・ 顔がはれぼったい場合、手足がむくむ場合や体重が急に増えた場合 <br />
　・ はげしい動悸がする場合 <br />
　・ かぜをひいて、なかなか治らない場合 <br />
　・ 微熱が続く場合 <br />
　・ 高熱が出た場合 <br />
　・ 寝床に横になると息が苦しい場合 <br />
　・ 食欲がなくなった場合や急にやせた場合 <br />
　・ やたらに眠い場合 </p>

<p><br />
　などがあります。これらの何れかに該当する場合、放置せずに近くの労災病院、或いは専門医療機関の診察を受けた方が良いでしょう。</p>

<p>現在、症状が見られなくてもアスベストによる健康障害は潜伏期間が数十年に至ることを考慮して、厚生労働省はアスベスト（石綿）と接する作業に従事していた経験を持つ人に対して年に一度の胸部レントゲン撮影を推奨しています。しかし、疾患がレントゲン撮影の画像に出てこない場合も多く、各種の検査体制が整った専門医で見てもらったほうが安心できると思われます。</p>

<p>アスベストは飛散したものを吸引することで健康被害が生じます。その対策として、現在では労働安全衛生法や大気汚染防止法、廃棄物の処理及び清掃に関する法律などで飛散防止が図られています。それでも「アスベストを吸い込んだ可能性があるのでは」と懸念される場合は、都道府県労働局又は労働基準監督署で相談を受け付けています。倉庫などの屋根に使われるスレートのような建材の他、壁面など多くの製品に使用されていたこともあり、業種によっては職場で知らずにアスベストを吸っていた可能性が指摘されています。</p>

<p>また、職業上アスベストと接していなくても、住居が工場などに近接していた場合、子供の頃に廃工場、廃屋などに出入りしていた為に健康被害が生じたという例もあります。最初に挙げた各症状に当てはまる場合はもちろん、職場環境、住居環境など少しでも思い当たる場合は労災病院などの専門医、そして都道府県労働局又は労働基準監督署の相談窓口に助言を求めてください。　</p>]]>

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<title>労働現場でのアスベスト対策</title>
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<modified>2007-04-09T00:23:54Z</modified>
<issued>2007-04-09T00:23:03Z</issued>
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<summary type="text/plain"> アスベストは、その化学的成分に毒性があるわけではなく、繊維が空気中に飛散した状...</summary>
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<dc:subject>アスベストに関する考察</dc:subject>
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<![CDATA[<p></p>

<p>アスベストは、その化学的成分に毒性があるわけではなく、繊維が空気中に飛散した状態にあると危険な物質です。それを吸引することにより様々な疾病の誘引となるからです。現在、行われているアスベストへの取り組みにはどんなものがあるでしょうか。</p>

<p>一般に、アスベストが劣化などで粉じんを発散させ、その粉じんを吸い込む危険のあるときは「石綿障害予防規則」によって除去、封じ込め、囲い込み等の措置を講じなければならないことになっています。<br />
 <br />
工場や作業場などアスベスト粉じんを発生する一定規模以上の施設を設置又は使用しようとする際は、都道府県等へ60日前までに届出が必になります。作業所内については粉じんの発散源を密閉する設備、局所排気装置またはプッシュプル型換気装置の設置が義務付けられています。</p>

<p>また、石綿作業主任者の選任、アスベストの吸引を防止するための呼吸用保護具、作業衣または保護衣の着用、アスベスト粉じんの飛散を防止するために石綿製品を湿潤なものにするなどの措置が講じられています。その他では６か月に１回ごとに空気中のアスベスト濃度の測定による作業環境の評価、改善。同じく 6か月ごとの特殊健康診断の実施。それらの作業環境及び作業の記録、健診の記録は30年間保存するなどが定められています。 </p>

<p>建築物の解体、改修を行う場合も綿密に規定されています。まず、事前に解体、改修を行う建築物に石綿が使用されているか否かについて綿密な調査を行うこと。そして建物の規模、そして使用されているアスベストの範囲によって都道府県知事等へ14日前までに届出が必要となります。</p>

<p>その上でアスベスト吸引防止対策を織り込んだ作業計画を定め、これに従って作業を行います。現場で作業に従事する人たちに対して、石綿の有害性、粉じんの発散防止、保護具の使用方法等について特別教育を行うことが決められています。呼吸用保護具、作業衣または保護衣を着用させ、粉じんの飛散を防止するため、建材等を湿潤なものにするなどの処置も求められています。また6ヶ月ごとの健康診断の実施、作業記録の作成、それらの記録を30年間保存するのも工場などと同じです。</p>

<p>工場、作業所でアスベストを扱う場合、建物の解体・改修の場合、この何れも届出を義務付けることで大気汚染防止への配慮がなされています。作業者の健康管理も健康診断の他、作業記録の作成を通じて作業環境に注意を促しています。これらの記録を一定期間保管することは長い潜伏期間を有するアスベストの脅威を考慮してのものと言えるでしょう。<br />
</p>]]>

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<title>今後のアスベスト対策</title>
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<modified>2007-04-09T00:24:19Z</modified>
<issued>2007-04-09T00:23:04Z</issued>
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<summary type="text/plain"> 今やアスベストは、深刻な健康被害の原因物質として存在、使用に関しては厳重な監視...</summary>
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<dc:subject>アスベストに関する考察</dc:subject>
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<![CDATA[<p><br />
今やアスベストは、深刻な健康被害の原因物質として存在、使用に関しては厳重な監視の目が行き届くようになっています。工場などアスベスト飛散の恐れのある場所では敷地境界において濃度基準の遵守が義務づけられ、近隣住民がその脅威に晒される度合いも格段に少なくなりました。従来のアスベスト使用製品については、メーカーの代替物質の開発と飛散防止の技術が確立しつつあります。そんな中、アスベスト対策を更に進めるためには今の段階でどのような問題点があるのか考えてみましょう。</p>

<p>まず取り上げなければならないのは、廃棄物としてのアスベストです。ビル解体現場などで大量に生じたアスベスト廃棄物は、その運搬過程、そして処分場で危険な物質として脅威になります。アスベスト運搬時の飛散防止措置は監視の目が行き届かないことも多く、道路周辺住民への健康被害が無いとは言い切れません。或いはトラック積載時、健廃棄物を破砕・分別する中間処理施設、これらの過程ではアスベスト繊維が飛散する可能性が非常に大きくなります。</p>

<p>また、アスベストを処理する処分場においては近隣住民への影響を厳格な数値測定によって監視する必要があります。吹き付けアスベストについては、建物解体時に十分な除去をせずに作業を行う例も見られ、違反者への罰則強化とともに残留アスベストの取り扱いを慎重に考慮した処分段階を考える必要があると言えるでしょう。こうして各段階においてアスベストによる脅威を抑制するためには、環境団体や周辺住民による実態解明や問題提起が重要になります。</p>

<p>数々の制度にも未整備な点があり、行政機関の目の行き届かない部分が存在する事実を考えると、監視を行政のみに任せて我々は安閑としているというわけにはいかないようです。</p>

<p>　また、不幸にしてアスベストによる健康被害を被ってしまった人については、その救済措置について問題が残っています。工場などでアスベストと接していた場合は典型的な労働災害になりますが、潜伏期間の長さから発病までに時間がかかることから労働災害として認定されないケースが考えられます。これは従来の労災認定の時効期間を早急に見直すべきで、現在の期間を法律改正して超遅発性のアスベスト災害に対処する必要があります。</p>

<p>それに加えて、治療法の確立されていない悪性中皮腫に関する研究、さらには現在、潜伏期間中の人々に対しては発病に至らないような予防医学の研究分野には医学界だけでなく政府も力を注いでいくべきでしょう。　　　　<br />
</p>]]>

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<title>アスベストをどう考えるか</title>
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<dc:subject>アスベストに関する考察</dc:subject>
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<![CDATA[<p><br />
アスベストの健康被害は、その微細な繊維が空気中に飛散して人体に吸入されることで起こります。例えば、手で直接触れれば危ない、というようなモノではなく、要するに、吸い込まなければ人体に危険はない物質です。</p>

<p>翻って、アスベストの有する特性を挙げると、耐火性、耐熱性、耐摩擦性、耐薬品性と優れた性質がずらりと並びます。</p>

<p>これに加えて安価なことを考え合わせると、これを世の中から完全に払拭してしまうことは、些か、躊躇せざるを得ない、というのが本音ではないでしょうか。特に建築関係では「燃えない」材質をこのまま埋もれさせることに抵抗を感じている人々も多いと思われます。</p>

<p>とは言え、アスベストに対しては、世の中に強い拒否反応があるのも事実です。実際に深刻な健康被害をもたらしている物質ですから、これは当然。</p>

<p>いくら便利なものでも命の重みと引き換えにできるものではありません。現実に国内で使用が認められているのは、全部で六種類あるアスベストの中でクリソタイルのみですが、これも段階的に使用禁止に向かっています。やはりアスベストはこの世から抹殺するべきなのでしょうか？　</p>

<p>唐突ですが、ここで車を例とって考えてみましょう。高速で走行する車は、常に危険を乗せて走っています。衝突の際に生じる被害は誰の目にも明らかで、毎日、車の事故で尊い命が犠牲になっている状況も周知の事実です。そんな危ないものを社会が容認しているのは何故でしょう？</p>

<p>これは刑法の中で「許された危険」とされる考え方です。広く社会全体で機能する車の有効性を認め、厳格な交通法規を遵守することを条件に走行を認めるわけです。</p>

<p>人々の生命と安全を完璧に守ろうとする立場を取るのであれば、一歩間違えれば犠牲者が出るようなモノが大手を振って走っていること自体、許されません。</p>

<p>それを容認するのは、社会全体にとって欠かせないツールとして車が認知されているからです。車以外にも「一歩間違えれば犠牲者が出る」という点では、原子力利用なども同じ土俵で考えなければならない問題です。結局、社会にとって有益ではあるが、同時に危険性を内包する物質、これをどう考えるということになります。</p>

<p>この観点からアスベストの現状を考えると、</p>

<p>・	技術的に飛散防止の対策が完成されたとはいえない。<br />
・	法令で厳格に使用条件を定めても監視体制に完璧を求めるのは無理がある。<br />
・	空気中の濃度測定など全国的に漏れなく行うことはできない。<br />
・	代替物質の研究が進み、使用を禁止しても経済効果に影響は少ない。</p>

<p>などの理由から、現時点ではアスベストとの共存を考える余地は存在しないという結論になりそうです。</p>

<p>今後、技術的な問題がクリアされ、健康被害が懸念されなくなるような状況に到るまで「アスベストは封印」。これが今のところ妥当な考え方でしょう。<br />
</p>]]>

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<title>今、ここに、アスベスト？</title>
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<dc:subject>アスベストに関する考察</dc:subject>
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<![CDATA[<p><br />
東京都知事の石原さん、オリンピックはどうするんでしょうね。だけどオリンピック開催の運びになったとしても、施設や道路建設に一昔前のようなアスベスト材料の使用はあり得ない、と考えてよさそうです。</p>

<p>なにしろ環境に配慮しないイベント、これは今や存在しないというのが世界的傾向です。特に人の集まる都市部では、各方面からの監視の目が厳しくなる傾向があります。だからこれからのアスベスト対策は、改築されずに残る地方の建築物まで確実に目が行き届くことを望みたいものです。</p>

<p>ところでオリンピック以外で東京都内の話題と言えば、 [築地市場]の移転問題があります。移転の主な理由は、「手狭になったから」、「都心の一等地を占領してもったいない」、とか色々言われていますね。</p>

<p>その中で石原サン、移転建て替え理由の中で市場の建物に使われているアスベストを取り上げていました。確かに『施設の老朽化』問題はアスベストの問題でもあります。築地市場が建てられた年代を考えても耐火性、強度確保の要求に応じて当然のようにアスベストは使用されていたはずです。</p>

<p>もっとも、実際にアスベスト繊維の飛散が検出なんかされていたら営業が続けられないわけで、場内のアスベスト濃度検査も行っていると考えられます。それでも微量でも長年に亘って体内に蓄積されたら、と考えると不安は拭いきれない、といったところでしょうか。古いものは何でも壊して新しくすればイイ、というワケではありませんけど、老朽化は飛散の危険性を確かに高めます。アスベスト飛散防止の固化、湿潤化、など対策が講じられても危険が全く無くなることにはなりません。</p>

<p>築地市場に見られるような施設の老朽化は全国各地に散在していると考えられます。前述した「改築されずに残る地方の建築物」は、建て替え財源の問題などでまだまだ現実に存在しています。</p>

<p>中でも注目すべきは、「駅」です。実際に通勤、通学に使う駅舎の構造を思い浮かべて見ましょう。</p>

<p>改札を入って、真っ直ぐなプラットホームを歩いて連絡階段に向かう･･････。そのプラットホームの屋根ですが、未だに波形石綿スレート製のものが使われているところがあります。</p>

<p>そして連絡階段の壁とかトイレの天井などに平板石綿スレートが使用されています。そもそもスレート状にした場合、強度を保つ意味でアスベスト含有率が高くなります。</p>

<p>その割合を見てみると、高いものだと30パーセントに届こうかというものもあるのですからこれは脅威です。</p>

<p>毎日利用する場所であることを考えるとJR、私鉄の皆さんには十分な対策をお願いしたいですね。勿論、駅以外にも倉庫などには波形石綿スレートや平板石綿スレートが多く使用されていることが多く、ことアスベストに関して言えば、やはり古い建物は要注意ということになるようです。</p>

<p>一応、固化したアスベストが飛散する危険性は低いとされていますが、風雨で劣化した際の状態について詳細な調査が必要なんじゃないでしょうか。鉄道関係ではこの他に、線路の敷石、また電車のブレーキやクラッチ部分にアスベストが使われています。耐熱性、耐摩擦性を考えるとやっぱり有効な素材のようでして･･････。</p>

<p>でも、鉄道線路沿線の住民に危険が及ぶかという問題は、ポイントごとに空気中の濃度測定が行われてクリアされているようです。</p>

<p>これは道路の沿線も同じです。敷設されている道路にはモルタルやアスファルトの混和剤として凍結防止などの目的でアスベストが使われています。また、自動車にもブレーキやクラッチ部分にアスベストの使用があります。</p>

<p>だから特に幹線道路周辺は心配になりますが、今のところ健康被害に至らない測定値が検出されています。あとは全国を網の目に走っている鉄道、道路について全ての箇所で危険性が無いか、綿密にアスベストの測定を行って欲しいものです。</p>

<p>そもそもアスベストというのは、建材に使用されている、いないに関らず、我々が居住する室内や大気中に自然に存在します。</p>

<p>また、水道水にも含まれていますが、これは繊維が大きすぎて体内に残存することはないとされています。空気中のアスベストに関して言えば、基準値以下であることを確認する十分な監視体制が、今、一番必要とされているということになるでしょう。　　　　　<br />
</p>]]>

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